THANKS FOR JAPANESE ROCK VOL4! 2005.8.6
札幌SPIRITUAL LOUNGE


 

やっちまった…リドル札幌ライブ。 まさか実現するとは夢にも思ってなかったよな〜 

サトシからの一本の電話が全ての始まり。
「リドル札幌でライブやんない?」 「えー、今さら俺ら客入らんよ、それに俺札幌はヤバくない?」「何とかなるでしょ〜」なんてノリだったが、当日が近づくにつれ、ドラウナーズ、リドルのHPには懐かしい人達の書き込みが増え始め、東京からも応援に来てくれる人まで…
自分のコトは棚に上げて嶋さんに「気合入れんとヤバイよ」なんて慌ててメールする始末。

当日は晴天。絶好のROCK'N ROLL日和だ。早めに札幌に着いていた俺は、スタッフを頼んだマコちゃんの家で髪をアップにし、メンバーの到着を待つことに。ほどなくメンバー到着。スタッフのアケちゃんの車で機材を搬入し、いよいよリハだ。相変わらず誰も曲順表なんて持ってない。そもそも俺は新曲の構成が怪しい。やる曲も変わる。しかしリドルはそれでいい。
合言葉はノリ一発!これがROCK'N ROLLだ。

リハ終了後、続々と懐かしい顔が集まり始めて、俺の緊張もピークに…
同時にあの頃の札幌バンドシーンがオーバーラップして、妙な気持ちになっていく。
「乱闘あったのはペニーレーンだったよな〜よく機材盗んでたのは…○○○楽器だ。」
「ひどい目にあわせたあの女どうしたかな〜そうそうあん時はアイツをボコボコに…警察が…」
バンドシーンというよりも、自分の悪行ばかりが蘇ってくる。情けない。

そうこうしている内にライブは始まっちまう。
ビンセント、狼豊、ハラキリゲイシャ、と若い連中が勢いのあるステージを展開して行き、ドラウナーズがドカンと始まった。さあ次だ。せーちゃんも古賀っちも気合十分。リドル5人目の男、ローディーの禎史も控室でスタンバっている。嶋さんは…大丈夫だ。あとは俺だけ。

 よし、リドルだ。気合は十分。足元は怪しいがロックンロールの神様は今日も降りてきてる。
2曲目終わった。転んだ。笑いの神が降りてきた…OK!ロックンロールはこーゆうもんだ!
メンバーのエンジンは全開。俺のテンションはフルテン。ガキの頃からこんなロックバンドがやりたかったんだ。歌いながらすげーいい気分になる。客もあの頃の目だ。スピリチュアルラウンジが8号倉庫に、ベッシーホールに、ペニーレーンに、くるくる変わっていく。
そして一番伝えたいコトは…伝わってる。 IT'S ALL RIGHT だ。


全8曲プラスアンコール1曲で、14年振りの札幌ライブは終了。
昔の曲をやった訳でもないのに、あの頃にタイムスリップしたような気分。酸欠気味で頭が痛いが、気持ちがいい。さ〜打ち上げだ。コーが来てる。すっかり大人になって…何度も言うが地下街でふらふらしてた頃からは考えられん。ミミちゃんだ。シェッタまたやるらしい、楽しみだ。前ギタリストのまるちゃんが来た。ライブには間に合わなかったみたいだが嬉しいね。ドラウナーズのみんな、スピリチュアルの河合さんと新保さん、スタッフの皆さん、対バンのみんな。本当にありがとう!そしてあの頃ロックキッズだった連中が、長〜い時間を越えてまた集まってる。嬉しいようなくすぐったいような、心地良い空間。こりゃいいや。

 バンド作ったのが1985年。今2005年。20年経ったなんて信じられん…
メンバーは代わった。曲も変わった。居場所も時代も変わった。たぶん、俺も変わった。
ただ、リドルっていうバンドの名前だけが変わってない。不思議なもんだ。

さてこのバンド、次はいつ出没するのか俺にも分からんつーことで、今回遭遇できたあなたはラッキーだ。次回の札幌ライブが実現することは…あるのか?
今、ドラウナーズとのドクター対バンブッキングを打診中。これも実現すりゃ見もの。

みんな、ありがとな〜!

THIS IS FUCK'IN JAPANESE ROCK'N ROLL BAND !
THE RIDDLE  ヤマウチ